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競泳メーカーの高速水着徹底比較 2022年版

by MIHORO 2022.7 update(随時更新)

2020年の世界的な感染症の流行により多くの水泳大会が中止になり、メーカー各社も商品開発が滞り、新商品の発売は2021年にも延期が相次ぎました。 2022年になって延期された商品の発売が再開し始め、止まった時計の針がようやく今一度ゆっくりと進み始めたような状況です。
振り返ると、2008年に衝撃を与えた高速水着は2010年頃にはすぐに規制が強化され、それをきっかけに選手に寄り添った水着の開発が模索され始めました。
2009年の頃の高速水着と言われていた水着は、当時にとっていわばターボエンジンのようなもので、着用していないと勝てないとまで言わしめたほどです。
ですが、今発売されている高速水着(と言われている)水着は、泳法や距離だけでなく、理想とする泳ぎの個性、体格の違いなど様々な要点で選ぶことが大事と言えます。
選手自身の力が何よりも大事なことには変わりがありませんが、だからこそ自分にあった水着を是非見つけましょう。このページがそれにつながれば幸いです。

arena

arena ULTIMATE AQUAFORCE X(アルティメット アクアフォース エックス)

主幹機能:アップキックサポートと体幹保持と動かしやすさの高バランス
このAQUAFORCEシリーズで一貫して守られてきたのがアップキックサポート、人は人体の構造上、後ろ方向のキックが弱くなりやすくなるものですが、それをサポート機能として組み込まれてきました。ただ、この(前作)ULTIMATEと今作Xになった際に着心地や、体幹保持などの機能が強化されていきました。アップデートを重ねるごとに動かしやすさが改善されています。
今回XのCPでは、後ろのテープの改善、女性はワコールとの共同開発によって胸周りの改善がされており、動かしやすさ、着やすさ、そして性能に対する評価が非常に高い

アルティメットアクアフォースX CP

体幹の保持、アップキックのサポートなど非常にレベルの高いアップデートがされたと評判の高い本作 今回Y字にテープがついたことによって動かしやすさを確保しながらもキックのサポート力が高くなった。
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▼商品ページで、サイズ、商品詳細を確認する。

アルティメットアクアフォースX MF

アルティメットアクアフォース X MF 瀬戸大也選手が足回りの動かしやすさを本格的にするために監修した本作。
前作でも既に評判のよかった動かしやすさが格段に向上し、尚且つ供えられた機能性とのバランスが非常に良いと評判が高い。
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併せて検討したい

Aquaforce Swift(アクアフォース スイフト)

フィッティングに優れたノンクッションゴーグル
有効視界も非常に広く、多くの日本代表選手が愛用している。

Aquaforce SWIFT BAR(アクアフォース スイフト バー)

ARN-BARSW SWIFT専用のサイドバー
他社でも評判のよいサイドバーをSWIFTにも導入ゴーグルのブレが防げる

COBRA ULTRA(コブラ ウルトラ)

優れたフィット感を誇るクッション付きゴーグル
横方向と進行方向への視界が非常に広く、海外選手の大半がこのゴーグルを愛用している。

COBRA WAVE CAP(アクアフォース ウェーブ キャップ)

頭の周りに渦状の凹凸ができたシリコンキャップ
これによって頭周りに渦ができ水流抵抗上有利になる上、頭への意識が強くなり、水中でより理想的なフォームが意識できる。裏面に滑り止め加工を施すことで、飛び込み時のズレを軽減

arena POWERSKIN CARBONシリーズ

少し混在しやすいかもしれないが、POWERSKIN CARBONシリーズはアリーナ海外選手も多く愛用するグローバルモデル
ポリエステル素材にカーボンというハイパワーな素材を含有した意図を入れる事で、丈夫な生地を実現している。

POWERSKIN CARBON CORE FX

FEEL THE POWER
TIGHT FEEL AND CORE SUPPORT
Our most compressive race suit: locked-in feel and strong all over compression.

「力を感じる。最も強いコンプレッション、コアサポート」
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POWERSKIN CARBON GLIDE

FEEL THE GLIDE
UNPARALLELED GLIDING UNDERWATER
Our most sophisticated race suit yet: a combination of lightness and compression.

「グライドしやすさ。軽さとコンプレッション」
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mizuno

mizuno GX SONIC V ミズノジーエックスソニックファイブ

主幹機能:フラットスイム水面に対して水平に泳ぐ(フラットスイム)が一番効率の良い泳ぎ方だとして長年アップデートを繰り返すことで、GX SONIC 3以降からは特に、評価を受け、日本のみならず海外選手からも非常に高い評価を受けた人気シリーズ
ハイウエスト、全て超音波圧着がされており、STに関して言えば、現行モデルの中で最も硬いと言われる水着

GX SONIC V ST(ジーエックス ソニックファイブ エスティー)

スプリンター(短距離選手)にお勧めしたい硬い方の水着
日本で発売されている現行試合用水着の中で最も硬いと言われている為、泳ぐ人を選ぶが、その圧着に負けずにフルに性能を使える選手にとっては非常に人気が高い。
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GX SONIC V MR(ジーエックスソニックファイブ エムアール)

GX4から大幅な改良を加えられたマルチレーサー(中長距離向け)にお勧めしたい柔らかめの水着。
フラットスイム理論を変わらず取り入れながらも足回りの動かしやすさを追求しており、多くの選手が気軽に愛用するようになった。
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GX SONIC V NEO(ジーエックス ソニック ネオ)

高速水着がFINAのルールで禁止された後に発売されたものの中で非常に評価の高かった初代GXと同等と言われるモデル フラットスイムを徹底的に重視した臀部のサポート、アップキックのしやすいカッティングが印象的。 裏地面積が小さい事で、着心地もそこまでキツイという声は少なく、ミズノの中では着易いと評判が良い。

…併せて検討したい

GX SONIC EYE J

ワイドレンズで非常に広い視界と、極限まで削られた水流抵抗。ワイドレンズの特徴である付けやすさも非常によい。

GX SONIC HEAD

ドーム型でしわが出にくいように加工してある形状だけでなく、人の形に添った、楕円形成型が特徴

speedo

speedo FASTSKIN LZR Pure(ファストスキンレーザーピュア)

FASTSKIN LZR RacerシリーズからLZR Pureシリーズへと名前を変えた本作
この名前の変更からもわかるように、また新しい発想によってこの水着にたどりついたことがわかる。
このシリーズで大事にされたのがサメの表面からヒントを得て作られたこと
以前にもサメ肌(アクアブレード)があったが、その頃からさらに水中での分析が進み、サメの鱗に大小があり、それが今作に生かされている。
Speedoは他社に比べてボンディング(圧着)部分が多い為、ホールド感が強く、硬いと言われているが、これはLZR RacerであればXのみとも言える。

何人かの着用者からの感想では、硬さでは X>GX4 ST>INTENという意見がある。

FASTSKIN LZR Pure Intent

Xの純粋な後継とは言えず、全く新しい発想で作られた水着
例えば、Xの時はテープがクロスしていたが、今は並行している。
→これによって着やすさがUP
前と後ろのテープの太さが違う。
・サメの鱗を参考に作られた水着で、流水抵抗が大きい所と小さい所はのうろこの大きさにも着目されている。
横の黒い部分にはストレッチ性が設けられており、今までのXでは着用に30分だったのが10分ぐらいの着用時間に減った。
生地が厚くなり重くなったが、浮き感は大幅に上がったとの声が多い
全体的に着やすくした分、コアな部分に硬さを持たせ、性能を向上させている。

着用している人の割合
  ハイウエストジャマー ジャマー
LZR Racer X
LZR Racer Pure

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FASTSKIN LZR Pure Valor

LZR Racer Elite2をベースとして作られた後継モデル。

薄くて軽いストレスフリーの水着

エリートとの違い
コアの部分(裏地)のサポート部分が広くなり、コアサポートが高まった。
・Valorは内股の裏地が2枚になっており、2枚になることで戻りやすい。
・中にバンドが入っているためターンに力が入るようになった。
・股上が以前より長くなった。(それによってきついと感じてエリートより小さいと感じる人がいた)
・股下も長くなったことによって、裾部分も若干細くなった。

海外着用選手によると浮き感もあるという声もある。

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asics

asics

骨盤サポートを重視しており、骨盤を前傾させる方向に強制させる。これによって浮き感を実現している。骨盤周りに関しては他社よりきついというお声が多い。それに対して脚や身体に関してはストレスを感じるというお声は少ない印象です。

※asicsの試合用水着は2023年に開発・販売終了

gilde

3つの中では柔らかく動きやすいタイプ

stream

3つの中では硬いホールド感で機能的には良いが、骨盤周りは他社に比べてもきつめというお声も多い。

SiN2020

上記の2つを受けて、着圧を維持しながらも、骨盤サポート、骨盤直立(ストリームラインをまっすぐにする)機能を重視させたタイプ どちらかというとStreamの着心地に似ていますが、女性用などは着心地がStreamより改善されているように思えます。

Jaked

Jaked(ジャケド)

2008年の高速水着時代に一気に名を上げた実力派イタリアの競泳ブランド イタリア独自の発想によって今までにない発想で切り開く発想力を、最先端の圧着技術工場からスタートしている技術で裏打ちしている。

Jaked JK-ONE

JK-ONE、J-Katanaよりは硬いが、J-keelよりは着やすい 1番の特徴と言えるのが前側にある2本のテープ、前側にサポートテープがあるのは他社ではあまり考えられないが、そこは流石発想力のJaked 前側のテープによって流水の流れを作り、体を押し上げる構造が作られており、実際に泳いだ人からは不思議に感じるような浮力が感じられる。 生地自体も非常に高い撥水効果を持っている。 後ろ側(裏側)には縦方向にテープが入っており、ここでアップキックのサポートをする。

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Jaked J-KATANA

水という抵抗の多い世界で泳ぐ選手にとって、わずかな生地のつなぎ目も大きなロスになる。 そのつなぎ目の減らすために、一枚布という新しい発想で表面摩擦を極限まで減らしたモデル。僅かな圧着面にも2008年から着実に積まれたレーザー圧着技術が使われており、そこでも妥協を許さない。 撥水性の高さも非常に良い。高速水着の中では柔らかい部類に入り、足回りの可動域が非常に広く使えると評判が良い。そのためどの泳ぎにも適合するが、後半まで体力を温存したい中長距離選手や、足回りの可動域を求める競技での評判は特に良い。 さらに海外選手や国内選手において、背の高い選手にも愛用者が多く、生地の横伸びを縦伸びに生かすという発想は、縫製が多い水着では中々難しい。生地の伸縮性と縫製箇所が極めて少ないことによる得られる恩恵は多い。

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TYR

TYR

注目度の高いデザインに目が行きがちだが、理論を突き詰めて開発をされている。
短距離用のVENZO、中長距離用のAVICTORというように使われそうだ。
海外モデルの輸入品のため、非常に高価な価格帯になりがちだが、その使い勝手の良さには評判が集まる

TYR VENZO genesis

サイズ選びは日本のサイズより1〜2サイズ下を選ぶ選手が多いようです。

アメリカで非常に人気の高い競泳水着ブランド。 顕微鏡レベルで分析して水流抵抗を極限まで削り、水が生地に入るのを防ぐ表面浮力技術、そして体の反発力を活かしたテーピング技術によって、生まれたレース用水着。緻密で高い技術力を他社とは違った発想で、アプローチを行われており、そのポテンシャルの高さに注目が集まる。デザイン性にも遊び心を忘れない。

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AVICTOR

印象的な見た目で観戦する人の目を引く試合用水着。 試合用水着の中ではかなりきやすいと言われる部類に入る。 確かなコンプレッションを有しながらも、中長距離で圧倒的な存在感を見せるレデッキー選手が使っていた水着とあって、中長距離でも愛用されている

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TYR Phantom genesis(2021~NEW)

骨盤周りの締め付けがあるため、浮き感や骨盤のホールド感を得られ、理想のフォームを作る 適度な生地感と、太もも部分の作りを変える事によって、今までのVENZOの機能を維持しながらも、足回りの動かしやすさへと改善。
着用テストをした方々からは、「ドルフィンキックが打ちやすい」という驚きの声が寄せられています。 VENZOとAVICTORの良い部分を集めた水着とイメージすると良いようです。

Phelps(旧MP)

Phelps(旧MP)

Phelps MATRIX (マトリックス)

最も印象的なのは生地の柔らかさ。自身の泳ぎを重視しながらも機能はしっかり確保されている印象です。
・縦伸びが非常によく、足回りの自由度が非常に高い。
・臀部のサポートで浮き感を確保
・伸縮性のあるテープでしなるようにアップキックサポート
柔らかい水着として提案として、今後の新機軸になるか、期待度は高い。
サイズ選びは、日本のサイズよりもワンサイズダウンが良さそうです。

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各社が発表をし、当社に情報が入りましたら情報を追加していきます。(公開可能情報に限ります。)

現在の高速水着事情について(2022/07/22)

上記にも書きましたが、本当に色々とあって前に進むことができない2年でした。

ですが、この世間が動けないという環境の中で大きな変化を求められたのが水着開発をしているメーカーです。

高速水着が登場して以降、熾烈な開発競争を繰り広げていた各社は五輪でお披露目するはずだった水着もPRする機会がないまま、各社は計画的な生産が求められました。
その一方で一時期は圧倒的な支持を受けたasicsが日本水泳連盟のサポート団体から外れ、高速水着の開発競争からも抜ける事が決まりました。

2008年の頃は高速水着の衝撃があまりにも強かったために「強くホールドすることこそ正義」といった考え方が定着していましたが、各社が開発キーコンセプトを設けて徐々に開発が進む中でその考えは薄れ、 いつしかそのお互いの技術を柔軟に取り込んでいくことも始まりました。
ターボエンジンのような扱いの高速水着は終わり、選手本位の高速水着開発が始まったことで面白い一面も現れてきました。 かつてのような強いホールドではなく、動かしやすい水着が人気を博したり、過去の優れた水着が復刻されたりもしました。

これは、水着が見直された一面もありますが、水着開発の中で理想の泳ぎ方を各選手がアップデートし、その体づくりと技術向上を続けてきたことが根底にあるように思われます。
選手に寄り添った水着開発を続けているからこそ、選手の泳ぎの技術が正しく進化していくような印象です。

理想の泳ぎの答えはなく、その答えを出すために常にみんなが模索し続けてきたように、これからも続けられていくはずです。

そんな理想の泳ぎのために、自分の泳ぎ軸や信念といった自分の泳ぎへの理解がまず大事になっています。
このページが泳ぎの軸を広げることにつながれば幸いです

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